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*MY SWEET HOME*
雪国で家を建てました。我が「家」の成長記録と日々の出来事を綴っています♪
二人の桃源郷
先月放送されたドキュメンタリー「二人の桃源郷」

深夜放送だったのできっとみられた方は少ないでしょうね。。。

いろいろと感じることが多すぎて、一言では言い表せないくらい深い思いを抱かせる番組でした。

ところは山口県、岩国市。
戦後間もない時代に幼い子供を連れて山を開拓し、農業で生計を立てる暮らしをしていた家族が
子供達の成長や経済の高度成長の流れに乗って山を下ります。

タクシーの運転手として娘三人を自立させた後、
65歳にして再び山に戻る生活を選んだ夫婦を
20年にわたって取材したドキュメンタリーでした。

自分たちが汗水流して耕した田んぼや畑に鍬を入れ
山や畑でとれた食材で作る質素な食事。

薪で炊くご飯や粗末なお風呂。

そこは決して豪華とは言えない暮らしだけど
二人にとっては一番の理想の暮らしがありました。

そんな二人にも避けて通ることのできない「老い」がやってきます。
寒さの厳しい冬、娘達の説得でようやく麓近くの老人ホームにはいることになりましたが
そこでの二人の様子は生気の感じられない、ただ時間が流れていくだけの毎日でした。

見かねた娘夫婦は自分たちの住まいを老人ホームの近くに移し
暖かい季節の期間、毎日山へ連れ出してあげることにします。

体は思うように動かなくても
山の中で畑仕事に精を出す二人の目はいきいきと輝いています。
体は老いても、超えることができない親のたくましさが伝わってきます。

そして野良仕事のあと、娘が薪をくべるお風呂に入ったときの極楽な笑顔。。。

「最期は山で。」それが二人の願いでした。

そんな姿を見た娘達は、老夫婦二人の最期の希望を
できる限りの所までかなえさせてあげよう、と思うようになります。
ときには三人の娘達が山に集まって、山菜採りやきのこ取りに夢中になります。
採れた松茸をみんなで喜びながら食事を楽しみます。
再びやってきたあたたかい家族の団らん。

そしてとうとう訪れた、おじいさんとの悲しい別れ。

癌に倒れたおじいさんの死を理解出来ない痴呆のおばあさん。
山に出かけて帰ってこないと心配する彼女に、娘は「呼んでごらんよ。」と声をかけます。

おばあさんの、幼子のように澄んだとても綺麗な声が何度も山に響きます。
「(返事が)きこえないねぇ。」とさびしそうなおばあさん。

でも私はその時おばあさんが痴呆で良かった、と思いました。
頼りになるおじいさんの死を感じたときこそ
彼女はきっと生きる力をなくしてしまうのでは、と思ったからです。

自分の親の老いを感じた今、
私にできることは何だろうと自問しています。

そして自身の人生の締めくくりもこの老夫婦のように私の理想通りにできるのだろうか。。。

普段考えもしないことを考えさせてくれた、いい番組でした。

そんな深夜に私が起きていたこと自体奇跡だ、と思ったけど
偶然ではなく、必然だったのかもね。

もしみる機会がありましたら、そのときはティッシュ1箱もしくはタオル1枚の用意を忘れずに。。。

みんな〜、長生きしようね!
この記事に対するコメント
なんだか
涙が出てきます…。
そのおじいさまは幸せでしたね。そしておばあさんも。
きっと老人ホームで長生きができたとしても、ココロが死んでいたでしょうね。

人は生まれたときから、死に向かって歩き出します。
みんな自分の最期を迎える場所はかならず希望がありますね…
私の父は、自分が苦労して建てた家を、長男が二世帯に建替えたいと
言ったとき、オレが死ぬまで待ってくれと懇願していました。
そして最期は自分の家で、家族に見守られて旅立ちました。
ココロが生きる場所であれば、カラダも生きる。
切ないけれど、父を介護した1ヶ月…
家に帰ってきて、父も苦しかったこともあったけれど、
父がしあわせそうに笑っていたのを見れたこと、幸せでした。
でも、本当にこれで良かったんだろうかと思うこともあります。
自分としては父に愛情をもって精一杯の事をしたと思っているし、
父も言葉はなかったけれど、気持ちは伝わっていました。
でも、本当に父の気持ちに沿っていたかと思うと…。
私たち家族の方が、父のそばにずっと居たいという気持ちを
看護の中に優先させていなかったか?と思うこともありました…。
死を迎える人間に寄り添うということはとてもデリケートな事でした。

みんないつか、自分の愛する家族が旅立つ時を迎えます。
その時、家族の心に寄り添ってあげて欲しいです…。
まだ、このぐらいしか書けないのですが、ほんの少しだけ父への想いを
書き出すことができて、嬉しかったです・・・
haruさん、どうもありがとう。
【2007/12/07 00:10】 URL | ちゅーたん #HIT1t8e. [ 編集]

★ちゅーたん★
ちゅーたんにはちょっと重たい話だったよね、ごめんね。
お父様の事、ようやく落ち着いてきたときだったのに。でもやっぱり今の私が感じたことをなんだかすごく書きたくなったのですよ。書くことによって私ができること、やりたいこと、心構えなんかやらが私の中でちゃんと整理出来るような気がして。。。

ちゅーたんのお父様は幸せな人生と、幸せな最期でしたね。私の理想です。
でもそれは介護してくれる人がいてくれるからこそできることで、私の希望だけでは成り立ちません。お父様は家族のみなさんの愛を胸一杯に感じながら幸せに旅立たれたことでしょう。
ちゅーたんもお父様にできる限りのことをして差し上げることができて、幸せでしたね。私なんか今もし両親が倒れても、何も力になれずにただ後悔ばかりが残ってしまうと思います。

数日前にはじめてお父様のHPがあるのを知りました。
とても器用なお父様だったんですね。物づくりの得意なお父様とお近づきになるチャンスがあったのに・・・と残念でなりません。そして掲示板でのちゅーたん(娘さん)とのやりとりを拝見しましたが、なんとも素敵な親子の会話がそこにはあって、私をほんわかな気分にさせてくれました。
ちゅーたんには、いろんな事を教えてもらってます。
いつもありがとう。
そして、これからもどうぞよろしく。ね^^。
【2007/12/07 09:12】 URL | haru #O1VPGuFI [ 編集]


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